五賢帝とは?

五賢帝(ごけんてい)は、古代ローマ帝国の「五人の賢明な皇帝」のことで96年から180年までの間にローマを統治した皇帝たちを指します。

彼らの時代は、ローマ帝国の最盛期の一つとされ「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」が続いた安定した時代でした。

五賢帝の特徴

血縁ではなく能力で後継者を指名したため有能な統治者が続いた。

内政・経済・法律整備が進み、ローマ帝国の黄金時代を築いた。

しかし、最後のマルクス・アウレリウスが息子コモドゥスに皇位を継がせたことで、その後ローマは衰退の方向に向かう。